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un.regard.moderne

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by eminent-blog

mano(マノ)







mano(マノ)





「スペイン語で 手という意味があるんです・・・」
と 聞いて

この名を採用させて頂いたのが 昨日の事のようです




そんな mano(マノ)展も 5度目の開催







そして 本日は 今回テーマとさせて頂いた

偉大な彼の命日でもあります










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これから数日間で ご紹介する作品達は



素材選び 加工 デザイン パターン
裁断 縫製 フィニッシュ 等々

制作の全ては 彼女(womb)1人で 行っています






素材に関しては 永年培った
目と 触れた感触 匂いで 仕入れ



今まで研究してきた加工等を 施したりして
独自な風合いに仕上げています


この質感の研究も 彼女1人でコツコツ積み上げたもの










そして縫製等も ミシン等は使わず
一針すつ手で縫い仕上げていく為

時間が 凄~くかかります











ココでは 今まで触れてこなかった
彼女の手を 少~し覗いてみたいと思います












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通常 ステッチルレットだったり 多本刃を持つ平目打ちを使って
針穴のピッチが同じ感覚で 整列して表現されますが・・・





今の彼女にとって その美しい整列は
少し面白みに欠けるみたいです














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彼女は 1本菱目打を使い・・・

3㎜が4ツ続けば 5ツ目は4㎜だったり

次に・・・
3㎜が5ツ続けば 6ツ目は5㎜だったり


と あえてピッチを変化させ









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普通だと 画像右の穴の様に 上に鋭角に穴が開く
ホールが通常とされ

糸を通すと その隙間が少し見えます





彼女は あえて 画像 左の様に穴を開け
糸を通すと 針穴の隙間が見えない様に仕上げます




そして 時折 通常の鋭角な穴を開け



先程と同じ様に・・・


4ツ続けば 5ツ目に

次に・・・
5ツ続けば 6ツ目に


と あえて 針穴から見える影を変化させています









作品の大きさや デザイン 使う素材 糸の太さによって


穴のピッチ 角度 大きさのバランス





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直線 曲線によって 糸を引く力を変えて
表現しています












手間のかかる事で 通常だと見えにくい事ですが






革を手縫いで始めた頃の 不揃な 無骨な味と

今 職人としての仕事が足された線です













彼女が想像する 作品の影は
手で縫う事でしか出来ない 計算された無骨さ

今の彼女の 基本なんだと思います













mano(マノ)

今の彼女には ふさわしい言葉だと思います
by eminent-blog | 2011-07-29 10:07 | womb/ウーム