2009 mano展
2009年 07月 15日
そんな期間限定の空間… 2009 mano展
この試みも三度目の開催に向けて
作家さん達は 最後の追い込みに入っています
今回の作品展…
何度も作家さんとワイワイ・ガヤガヤと 打ち合わせを繰返し
架空未来都市と そこに住む人物像を創造し
そこをコンセプトととして 合同展を練ってみました
毎度こんな事をしてるのですが
いつも 何かとバタバタしてしまい
なかなか そのイメージした所を お伝えできなかったのですが
今回は その創造した架空の物語を
少~し紹介してみようと思います
今回の2009 mano展… こんな感じで進んでたりします
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王の中の王が 雨を支配する能力を取り戻せた
少~し後の時代
2つの都がありました
1つは…
「黄金と学問の都」と呼ばれるまでになった
北のサハラと 南の熱帯雨林の境にある都市
古き時代には ラクダのキャラバンで砂漠を行き交う
アラブ商人やムスリム(神に帰依する者)の 交易拠点の中継地点として栄え
のちに 金と塩の交易で発展を遂げた都
そして もう1つは…
ニジェール川とバニ川に挟まれたデルタ地帯に存在し
日干しレンガを重ね合わせた物に 職人の手の平で泥を塗り造くられた
スーダン様式の泥のモスクがそびえ立つ 美しい都
近郊の街も 泥で造られており
夕日に重なって見える この地は
まるで大地から生えて出てきた 神秘的な光景を与えてくれる場所で
遠いヨーロッパやアジア諸国までもが…
「水の都」 そして「天国の都」と呼ぶ美しい都です
そんな街を行き来する ワンガラと呼ばれる商人の男と
古くは「黄金と学問の都」を拠点とし遊牧していた
ベルベル(バルバロス)の血を引く 青い民の女
この2人が出逢い 恋に落ち… 女の子が生まれました
名前は… 「ルカ」
幼き頃から 愛犬「モォモォ」とシリウスに見守られ
神と楽しく会話が出来た時代を 祖母から寝物語として聞き育ち
女系民族の血を引く証とされる
青いターバン(シュシュ)と 藍染めのガンドゥーアを纏い
美しい目鼻立ちの持った女性へと成長しました
コノ時代 この地域では 女性が全身や顔を
衣で隠す事が一般的な習慣とされていましたが
青い民の女性は 遠い昔からウ゛ェールを用いず
コノ世界でも生活し続けていました
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やがて 古き先祖から伝わり 聞き言伝えられた
「王の中の王が現れた時」を迎えて
先祖の教え通り 砂漠の遊牧民である事を捨て
大地に 土で固めた家を作り そこに根をはりました
・・・ と こんな感じに
作家さん達とグルグル妄想の旅を繰返し
「黄金と学問の都」と そびえ立つ泥モスクがある「天国の都」と
青い民の血を受け継ぐ 「ルカ」が
今回の合同展のテーマだったりします
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こんな試みで迎える 今回の2009 mano展・・・
どうやら もう少しで扉は開かれそうです
2009 mano展
7/31(金)1~8/9(日)と短い期間ではありますが
皆様のお越しを お待ちしております
*今回 mano展に出てくる物語は全てフィクションです
背景 建物 人物等 画像は イメージになります
by eminent-blog
| 2009-07-15 15:45