wombのバッグ
2009年 08月 05日
馬・織物・金・塩等が 主に取り引きされ
そして 僅かではありましたが
色々な国の 色々な古い物も集まっていました
それは 海を渡りヨーロッパからや アメリカ そしてアジア
時には 日本の物等も見かける程
元々 遊牧の民であった彼女達は
色んな街へ行き 色々な空気を感じながら
ある種特有の感性を養ってきました
それは… 容易に その場所の空気を飲み込め
自分達の 感性として空気を 吐き出す事が出来る事
交易都市に集まる古き良き物を
彼女達の独特な形に ・・・
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そんな彼女達の お気に入りな素材・・・ 柿渋の酒袋
お酒を製造する際 今では姿を消してしまっている
木綿絞り
石臼で青柿を潰し 大瓶に入れて
二年以上保存し発酵させ柿渋を作り
それを濾過した物(玉渋)に
粗い目の布を染め 20日程流水にひたして仕上げていたようです
お酒を作る時に もろみをこの袋の中に入れ
搾り出すのに使用し
毎年7月の土用の日には 柿渋を塗り直し
破損ヶ所の修繕なんかもしていたようです
戦後酒袋は酒造りに使われていない為
現在は 少なくなった素材・・・
最近多く見かける 柿渋風の化学染めでは出ない
時を重ねた風合です
そんな素材の破損ヶ所を取り除き
色目良い所だけを使い裁断した・・・
トートバッグ
加工して クッタリさせたポニーレザーを… 口 持ち手等に配置し
内布には 味わい深いリネンのチェック
ポイントには… 古いコインをコンチョにした物を配置
柿渋をかけて使い込んだ木綿は
風合いがあります
一枚づつ色目の濃淡や生地の味わいも異なり
染料系と言うよりも 顔料染めの様な風合いで
少し固く 麻のような素材感
粗い柿渋の布と 彼女が差し出すレザーには
やはり 手縫いからでる温かみが良く合います
共に 味わい深い物になりたいものです
womb(15)
w/tax ¥44100
by eminent-blog
| 2009-08-05 19:36
| womb/ウーム